まず、借地権のついた宅地の所有権のことを「底地」と言います。借地権のついた土地の所有権は借地人に帰属する借地権、地主に帰属する底地権によって構成されます。「借地権 + 底地権 = 所有権」といったイメージでしょうか。
メリットは、同等条件の所有権の土地と比べると低い価格で購入することができます。土地は借りて建物を所有することができるので、土地は借りていながら建物自体は所有できることがよい面になります。
デメリットは、銀行により住宅ローンの融資に制限が出てくること、底地権者に対して毎月の地代を支払わなければならないことが挙げられます。地代は土地を借りている形になるためにかかってくる費用です。
また、好んで借地権の不動産を買おうとする人が多くないため、借地権を売却しようとするときに買い手がつきにくいという側面もあります。