不動産鑑定士は難関資格ですが、中々一般の方には馴染みがないかもしれませんね。不動産鑑定士は国から依頼を受けて公示地価や路線価を算出して固定資産税や都市計画税を算出するための元を出す仕事です。最近はファンド組成された大型ビルの賃料などを算出するようなことも民業で増えてきています。

土地家屋調査士は国に納める地積測量図や建物平面図を作成する仕事になります。よく道端で三脚にカメラを覗いている方がいますよね。あれは測量士さんなのですが、測量士さんが測量した資料を前記の資料に書き起こすのが彼らの仕事です。

宅地建物取引士 (旧 宅地建物取引主任者) が一般の方に一番馴染みがあるかもしれません。宅地建物取引士は不動産を契約するときの重要事項の説明をして契約書に捺印している人です。賃貸でも売買でも必須ですから不動産契約をされた方は必ず出会ったこともあるでしょうし、どの不動産会社にも必ずいます。

不動産アナリストと不動産コンサルタントは独占的な業務は特にありません。語弊を恐れずに申し上げると高度な知識を持った宅地建物取引士と認識してもらってあまり間違いはありません。なお、不動産アナリストは現在新規受験はできず、不動産コンサルティングマスターに集約されてきています。