資産価値を決める大きなポイントは「立地」です。狭域的な意味では駅からの距離。駅に近ければ近いほど資産価値は高いです。広域的な意味では事業集積地との距離。首都圏でいうなら都心からの距離でしょう。都心に近ければ近いほど、資産価値は高くなります。ゆえにこの両方が備わっている物件は資産性が高いのは必然です。
では駅への距離と都心への距離はどちらが優位かというと、都心への距離が近いほうが価値は保ちやすいと思います。しかしながら郊外の場合は1駅2駅都心から遠くなっても駅近の物件のほうが価値は保ちやすいようです。駅からの距離が資産価値にどう影響をおよぼすか気になるところですが、判断基準は徒歩10分圏内かどうかでしょう。
不動産で安くて立地もいいという物件は基本的にはないと思っていいでしょう。ただ例外として、将来交通の利便性がよくなる、新線や新駅ができる、相互乗り入れや延伸が予定されているところはいまは駅から遠くても将来に期待できるので将来性があります。
住宅の価値を決めるのは、9割以上立地。間取りや広さ、設備仕様などの物件の個性が資産価値におよぼす力は1割弱です。広さでいうなら、資産価値が下がりにくいのは50m²台や90m²台。70m²台がスタンダードとすればそれより狭いタイプか広いタイプの方がリセールバリューは高めになります。コンパクトタイプは都心に多く、広めプランは絶対数が少ないので資産価値が下がりにくい傾向があるでしょう。
家探しの際、気になる候補地がいくつか出てきたとします。それらの候補地から資産価値重視で決めようとするなら、そのエリアの資産価値を比べる場合賃料がひとつの目安になります。駅からの距離や広さなど同じくらいの条件の物件の賃料を見ることで、エリアの人気が分かるので資産価値重視なら賃料相場の高いところを選ぶ、これも資産価値が下がりにくい物件を探すコツとなるでしょう。
ホームズやスーモで資産価値について語られていますが、一体資産価値とは結局のところなんなんでしょうか。
土地の価値でしょうか、それとも建物の価値でしょうか。
土地の価値であればどういうものが価値があるのでしょうか。
建物であればどういう視点で見ると価値が分かるのでしょうか