不動産会社は数多くあり、どの会社に相談すればよいか迷われる方も多いかと思います。

大手と地元、どちらに相談すべきかは、それぞれの特徴を把握したうえで、総合的に判断する必要があります。

大手不動産会社の特徴は以下のとおりです。

【良い点】

・充実したサポート体制が整っている

・県外の店舗から購入希望者を紹介してもらえる場合がある

・担当者の対応力や知識が一定の水準にある

【悪い点】

・店舗周辺の地域に特化している場合が多い

・一般的な取引にしか対応できない担当者が多い

・画一的な対応が多く柔軟な対応が難しい場合がある

続いて、地元の不動産会社の特徴は以下のとおりです。

【良い点】

・地元の情報に精通しており買い手に適切なアドバイスができる

・長年不動産に携わった知識や経験が豊富な担当者がいる

・地元に多くの顧客を持っている

【悪い点】

・担当者の質にバラつきがある

・地元以外の地域については情報が十分でない場合もある

・サポート体制は会社によって大きく異なる

すべての会社に当てはまるわけではありませんが、上記のような傾向を参考に、不動産会社を選ばれるとよいでしょう。

もし、不動産会社の候補が絞り切れない場合は、一般媒介契約を締結して、数社に売却を依頼する方法もあります。

媒介契約には3種類あり、専属専任媒介契約および専任媒介契約は、不動産会社1社としか締結できません。一方、一般媒介契約の場合は、複数の会社に売却を依頼できるため、不動産会社を1社に絞る必要がありません。

一般媒介契約であれば、大手不動産会社と地元の不動産会社の両方に売却を依頼できます。

まずは依頼する不動産会社を絞り、どうしても1社に決めきれない場合は一般媒介契約を選択するとよいでしょう。