menu

YOKOHAMA.STYLE 「横浜に住みたい」をトータルサポート
横浜スタイル

不動産ナレッジベース

持ち家と賃貸、結局どっちがお得なの?

女性

現在、賃貸マンションで暮らしているのですが、毎月の家賃や管理費の支払いが家計の負担になっています。数年後には子どもの教育費もかかるため、この機会に住宅費を見直したいと考えています。なるべく住宅費を安く抑えたい場合、持ち家を購入するか、賃貸に住み続けるか、どっちがお得なのでしょうか?

staff

「持ち家と賃貸、どっちがお得か」というのは、住まいに関する永遠のテーマといえるかもしれません。結論からいうと、長期的に見れば持ち家がお得になる可能性が高いものの、希望するライフスタイルやライフプランによって、どちらを選ぶべきかは異なります。


 


***


 


まず、持ち家と賃貸で、それぞれどのような費用がかかるのか比較してみましょう。


 


【持ち家でかかる費用】


住宅ローン返済、固定資産税・都市計画税、火災保険・地震保険料


修繕費(戸建て)、管理費・修繕積立金(マンション)


 


【賃貸(マンション)でかかる費用】


家賃、管理費、更新料、火災保険料


 


こうして比べると、持ち家のほうが賃貸よりも、負担しなければならない費用の種類が多いことがわかりますね。しかし、だからといって「賃貸のほうがお得」とはいい切れません。


 


***


 


次に、35歳男性が80歳になるまでの住居費を簡単に試算してみます。持ち家と賃貸それぞれ、以下の条件で比較してみましょう。


 


【持ち家の条件】


<住宅ローン>


・頭金:600万円


・借入額:5,400万円


・返済期間:35年


・金利:全期間固定金利/年1.9%


・毎月返済額:17.7万円(総返済額:7,398万円)


<その他費用>


・修繕費:15年ごとに150万円


・保険料:5年ごとに35万円


・固定資産税・都市計画税:毎年20万円


 


【賃貸(マンション)の条件】


・家賃:月17万円(年204万円)


・管理費:月1万円(年12万円)


・更新料:2年ごとに15万円


・火災保険料:2年ごとに2万円


 


上の条件で試算した場合、80歳までにかかる総費用は「持ち家:9,478万円」「賃貸:1億94万円」となり、持ち家のほうが600万円以上お得という結果になりました。


 


これは一例に過ぎませんが、シミュレーション期間を長く見るほど、持ち家のほうが費用は小さくなる傾向にあります。なぜなら、持ち家の場合、住宅ローン完済後の負担が大きく減るからです。


 


***


 


とはいえ、持ち家と賃貸には異なるメリット・デメリットがあるため、費用だけで比較するのはおすすめできません。それぞれのメリット・デメリットを比べてみましょう。


 


【持ち家】


<メリット>


・自分の資産になり相続できる


・住宅ローン控除を受けられる場合がある


・自分好みにカスタマイズできる


<デメリット>


・住み替えのハードルが高い


・災害時の再建負担が生じる可能性がある


 


【賃貸】


<メリット>


・借金を背負わずに済む


・固定資産税を負担しなくていい


・自由に住み替えられる


<デメリット>


・高齢になると物件探しが大変になる


・自分好みにカスタマイズできない


 


***


 


それぞれのメリット・デメリットを踏まえると、次のような特徴に当てはまる人は持ち家向きといえます。


 


【持ち家が向いている人の特徴】


・定年退職までに住宅ローンを完済できる人


・将来にかけて安定収入が見込める人


・ファミリー向けの広い家で暮らしたい人


・資産を遺したい人


 


反対に、以下の特徴に当てはまる人は賃貸を選ぶとよいでしょう。


 


【賃貸が向いている人の特徴】


・転勤などで頻繁に引っ越す人


・収入が安定しない人


・借金を抱えたくない人


・老後も家賃を支払い続けられる人


 


***


 


ここまで見てきたように、持ち家と賃貸どっちがいいかは、総費用だけで判断できるものではありません。今回ご紹介したお話を参考にして、ご自身のライフスタイルやライフプランに適したほうを選びましょう。


この質問に関連する住宅購入ノウハウ

会員限定の未公開物件!1分で無料会員登録 会員限定の未公開物件!1分で無料会員登録

@yokohama-style.jp からのメール受信を許可してください。