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横浜市の住居支援サービスにはどのようなものがありますか?

住まいは生活にとって重要な要素であり、安定して暮らせるかどうかは多くの方にとって大きな関心事だと思います。横浜市では住宅探しにお困りの方や経済的にご不安をお持ちの方を対象に、さまざまな居住支援制度を設けています。横浜市が実施している主な住宅支援制度は、以下のとおりです。
・ セーフティネット住宅
・ 高齢者向け地域優良賃貸住宅
・ 子育てりぶいん
・ 住居確保給付金
それでは、各制度の内容についてお話しします。
セーフティネット住宅とは、高齢者世帯や子育て世帯、所得の低い世帯でも入居できる賃貸物件です。一般的な賃貸物件だと、家賃滞納の可能性が高い世帯であると判断された場合、入居審査に落ちてしまいます。入居審査に通らない状態が続くと住まいの確保が難しくなるため、セーフティネット住宅制度を設けて入居が困難な方を支援しています。
高齢者向け地域優良賃貸住宅とは、60歳以上の方を対象としたバリアフリー設計、緊急通報システム付きの賃貸住宅です。収入計算後の世帯月収額が214,000円以下の場合、最大で40%の家賃補助が受けられます。家賃補助の期間は最長20年ですが、毎年補助内容の見直しのため審査がおこなわれます。また、世帯月収額の算出には特別な計算方法がある点にご注意ください。
子育てりぶいんとは「横浜市子育て世帯向け地域優良賃貸住宅」の愛称です。一定の条件を満たした子育て世帯が、横浜市が認定する家賃補助付き賃貸住宅に入居した場合、最大月額4万円の補助を最長6年間受けられます。対象は所得の低い世帯で、世帯月収が214,000円以下の子育て世帯のみが利用可能です。
住居確保給付金とは、離職や休業などで生活が苦しくなったときに補助が受けられる制度です。離職や休業などで家賃の支払いが困難になった場合、収入基準や保有資産額によって制度の利用可否が決まります。支給額は世帯人数によって異なり、人数が多いほど金額も増えます。補助の支給期間は最長3ヶ月です。
このように横浜市には、さまざまな住居支援制度があります。各制度には利用条件があるため、補助を受けられるかご不安な方は「よこはま住まいサポート(横浜市居住支援協議会)」に問い合わせください。よこはま住まいサポートは入居に困った方を支援してくれる組織であり、問題や疑問の解決に役立つはずです。
よこはま住まいサポート(横浜市居住支援協議会)
住所:横浜市神奈川区栄町8番地1 ヨコハマポートサイドビル6階
予約電話番号:045-451-7812(10時~12時、13時~17時 土・日・祝日、年末年始を除く)
窓口対応時間(要予約):(10時~12時、13時~16時 土・日・祝日、年末年始を除く)
(2025年8月時点の情報です。)
経済的にやや困っているところもあり、横浜市の住居支援サービスの内容を確認してから転居を考えようと思っています。横浜市の住居支援サービスにはどのようなものがあるのか、教えていただけますでしょうか?